超高層ビルにおけるエレベーター設備計画の一つの手法で、建物の全体の構造は、ほぼ同じ規模の建物を幾つか縦に積み重ねたような形で、それぞれのブロックには、単独のビルと同じようなエレベーターシステムが設けられ、上層ブロックにも出発階(スカイロビーという。)が設けられる。
各ブロックと地上との交通量は、スカイロビーと地上面の出発階(メインロビー)との間に設けられる直通の「シャトルエレベーター」によって処理される。
この方式は、上層のブロックに行くにはスカイロビーでローカルエレベーターに乗り換える必要があるが、全体としてはエレベーターの専有面積が節約される利点がある。
ニューヨークのWTCビルは、本格的なスカイロビー方式のビルとして有名である。
なお、上層が住宅で下層が事務所のような複合ビルの場合も、スカイロビー方式を利用することがある。
スカイロビーは、スカイプラザとも呼ばれる。
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